株式会社マックグラフィックアーツ

MGAスタッフブログ - マックグラフィックアーツスタッフの不定期ブログ

校閲と校正の違い

こんにちは、ディレクターの小林です。

WEBディレクターに向けた、校閲・校正シリーズ4回目。
今回も、ベテランの方&出版業界の方はスルーしていただければ…。

今回は、校正時のミスをいかに防ぐかの話題にしようかと思ったのですが
タイトルを考えてるとき
「“校正時”にすべきか? “チェック時”にすべきか? チェックだと意味がぼやけて校閲を含むことになるか…」と、つらつら思いを巡らせていて、はっと気付きました。
そういや、2回目の記事、校閲と校正をごっちゃにして話していたな~と。

ごめんなさい。

ってことで、訂正をかねて、校閲と校正の違いについて。
国語辞典(三省堂)によると
【校閲】 書類や原稿などの誤りや不備な点を調べて、加筆訂正すること。
【校正】 原稿や原資料などとつき合せて、文字や図版の誤りを正すこと。
となっています。

作業フロー上での違いは、
【校閲】 原稿が支給された時点でおこないます。
文章の修正が発生するのでクライアントに修正箇所のチェックをしていただいたり、場合によっては改稿をお願いしなくてはいけないからです。
【校正】 カンプアップ時、または、テストアップ時におこないます。
原稿を「正」とし、作業フロー上での凡ミスをチェックするためにおこなうので、基本的には社内の内部で校正・修正となります。したがって、クライアントに修正箇所の報告・確認依頼はしません。
でしょうか。

弊社のディレクター・営業的視点での違いは
【校閲】 通常の作業フローでは想定していない、オプション作業。
【校正】 仕事を請け負った上で、当然やらなくてはいけないこと。
これは同業他社さんも同じなのではないかと思います。

とはいっても、実際に仕事をしてゆく中で、
校閲と校正をきっちり分けることはできません。
同じように、改稿(リライト)と校閲を分けるのも難しい。

校正する上で、明らかに文章がおかしかったり、商標の使用などに気付いてしまった場合は
その指摘が改稿レベル・校閲レベルだとしても…個人的には指摘して修正するべきだと思います。
が、この辺は、会社ごと個人ごとに見解が分かれるので、
ディレクターなりたての方は、どこまで朱字を入れるべきか先輩に確認してみましょう。

では、また~★