株式会社マックグラフィックアーツ

MGAスタッフブログ - マックグラフィックアーツスタッフの不定期ブログ

懐かしの配色

デザイナーの市川です。ブログはじめました(笑)

さて・・・

千葉県房総半島のローカル線であるJR久留里線のことだけど、そこを走る気動車(キハ30系)の塗装が昔の配色に戻されたと報じられていたのは知っていた。
昔の配色とはいわゆる国鉄色で、久留里線の場合は朱色とクリーム色のツートンカラー。
もうひとつ房総半島を走る、今は民営化されたいすみ鉄道は昔の国鉄時代の気動車(キハ52系)を仕入れ、配色も上記の国鉄色に再塗装して復活させたりもしている。
こちらも鉄道好き(今で言うのなら「鉄好き」)の名所(?)になっているらしい。

JRになってから(wikiによると国鉄末期から)は気動車に限らず電車もカラフルな配色にしたりしていたけれど、子供の頃から新幹線には興味がなかった僕としては、この変貌はいかんし難いものがあった(笑)
まぁ、最近のモダンなデザイン車両に国鉄色の配色は似合わないとは思うけど。

先の久留里線の話しに戻るが、この沿線の終点、上総亀山駅の先にある面白そうな温泉宿(日帰り可)にも興味があって数ヶ月前に行ってみたのだ。
(ちなみにこういう鉄道目的な行動をとったのは大人になってからはほぼなかった)
果たして懐かしい配色。キハ30系は好きな車両でもあるのでそれにも懐かしさを感じる。数十年ぶりに見たんではないかな。
最近言われている「撮り鉄」もそれなりにいたりするけど、僕はiPhoneのinstagramで申し訳程度に「撮り鉄」。

キハ30系

あと終点の上総亀山駅では、一眼レフと三脚で完全装備の女性が一人で「撮り鉄」していたのには少し驚いた。
ホントにいるんだ。女性の鉄好き・・・。ジェネレーションギャップ(違)

しかし、朱色とクリーム色のツートンカラーは、なんでこんな配色になったのだろう。
とても大胆な配色だと思う。
それとも最初に採用された昭和30年代ではそうではなかったのか。
この配色は鉄道車両以外ではなかなか見かけないけれど、それは使いどころが難しいからだろうか。
だから、懐かしい配色だけど新鮮な気もするのだ。

ちなみに、またしても同じ千葉県内の小湊鉄道のバスは、もう少し濃いクリーム色と朱色が何本ものストライプになっているという配色で現在まで至るのだ。
さらに大胆。

ところで久留里線は2012年11月30日をもって旧型車両は引退したとのことです。