株式会社マックグラフィックアーツ

MGAスタッフブログ - マックグラフィックアーツスタッフの不定期ブログ

虹の向こう側

宇宙・科学チームの森田です。
私が担当している宇宙とサイエンスを、ちょっとだけ紹介させていただこうと思います。

まずは光の話し

科学者はいろいろな方法で宇宙を見ていますが、代表的な手段は光。
だけど、彼らは私たちが知っている光以外も使っています。

私たちが知らない光って?

虹色は赤から始まって紫で終わりますが、
その向こう側にはいろいろな光があります。
赤の内側には赤外線、電波があります。(電波も光の一種です)
紫の外側には紫外線、X線、ガンマ線とあります。
外側の光はちょっと物騒で沢山浴びると、身体に良くないとされています。

虹の向こう側(外側)には?

X線を使った宇宙の画像(星が爆発したなごり、中心にはブラックホールがあるかも?)Credits: X-ray: NASA/CXC/MIT/L.Lopez et al; Infrared: Palomar; Radio: NSF/NRAO/VLA

X線を使った宇宙の画像(星が爆発したなごり、中心にはブラックホールがあるかも?)Credits: X-ray: NASA/CXC/MIT/L.Lopez et al; Infrared: Palomar; Radio: NSF/NRAO/VLA

赤い糸で結ばれた人ではなく、実は紫外線とX線がいるのです。

ロマンが無いように聞こえるかもしれませんが、
科学好きの私にはワクワクがキラキラ光って感じます。

さてこの宇宙には、虹の向こう側の光(紫外線やX線)でないと見えない天体があります。

最先端の宇宙科学ではそんな天体を見るための望遠鏡が活躍しています。

参考サイト(弊社制作)

X線とガンマ線の望遠鏡を積んだ科学衛星(開発中)
ASTRO-H(JAXA)

市販カメラを改造して紫外線カメラを作りました
宇宙実験室 目に見えない光を見るのだ!(JAXA)

紫外線の写真

近紫外可視光
写真:上が可視光、下が紫外線で見たタマネギ
(白いはずの中身も外側の茶色い皮と同じように色が付いています)