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【レコジャケ考察】内山田洋とクール・ファイブ

kokorogawari

ども、アートディレクターのよしだです。

みなさんは「趣味はなんですか?」という質問にすっきり答えられますか?
ズバッと言い切れるほど明快な趣味を持った人の割合って、どれくらいなんでしょうね。
ちなみにボクの場合、

・音楽鑑賞
・美術鑑賞
・お城鑑賞(巡り)
・アイドルグッズ収集(広末涼子さん)
・パンツ

といったあたりをTPOに合わせて使い分けます。

クライアントに対し、自己紹介でいきなりパンツ好きなんですよー、ちなみに今日のパンツは・・・
なんて始めたりは、さすがにしません。

前置きが長くなってしまいましたが、今回はパンツじゃなくて音楽の趣味です。

音楽そのものも、もちろん好きなのですが、レコードのジャケットをいろいろと眺めるのが好きで、みなさんにもこの場をお借りして紹介したいと思います。

 

内山田洋とクール・ファイブのシングル特集

いきなりですが今回は、以前からずっと気になっていた、内山田洋とクール・ファイブのシングルレコード(ドーナツ盤)のジャケット・コレクションをご紹介します。

何がすばらしいかといいますと、グループだからこそできる、集団でのバランス、配置・構成力ですね。メンバーの意思が高いのか、アートディレクター(カメラマン)の仕事が素晴らしいのか、内山田洋とクール・ファイブのレコードカバーアートはとても完成度が高いと思うのです(ボクがいうのもなんですが)。一度、ロケシリーズの写真の構図をそのまま、人数そろえて当地に行って再現してみたいとさえ思っています。

百聞は一見に如かず、何点かピックアップしたものをご覧ください。

 

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逢わずに愛して
正方形の中にすっきり収まったメンバー。6人のポーズ、表情、髪型、ネクタイの映り具合・・・スキがないですね。ここまで全ての条件をつめるのにどれだけ試行錯誤をしたのでしょう。

 

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悲恋
螺旋階段をこれほど上手に使いこなす音楽グループを見た事がありますか?階段は回っていても、メンバーの視線はじっとこちらの一点に集中させることで、リズム感と統率感が見事に融合されていますね。

 

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男泣き
一見何気ないレイアウト。「ストレート勝負だってできるんだぜ!」と豪語しているかのような強気なカーバーアートです。こんな真っ向勝負をできるのは内山田洋率いるクール・ファイブとフレディ・マーキュリィ率いるクイーンぐらいかと思います。

 

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出船
めずらしい、少々カジュアルな格好の内山田洋とクール・ファイブご一行。メンバー揃って船旅のイメージでしょうか。6人の顔の配置を揃えるために写真に写らないところで実は色々と調整しているのではないでしょうか。よくみると手前二人の腰の位置は相当ズレが生じています。

 

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女のくやしさ/港の別れ唄
ロケシリーズ。ヨーロッパ、地中海っぽいテラス。普通なら開放的な一枚になりそうですが、メンバーはお揃いのスーツ、ネクタイ姿でスキを与えません。左側に座った3人の斜めに揃って伸びた右脚は、画面上の日よけシートのストライプ柄と相まって、画面の構図を支えています。

 

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女のくやしさ/すべてを愛して
ロケシリーズ。どこにでもありそうな、藤棚のあるベンチですがメンバーの配置次第ではこんなに素敵なアートワークに。手前の一人だけ座らせる、奥の一人だけベンチの上に立たせるというアクロバティックなポジショニングでアクセントをつけています。

 

nakanoshimablues
中の島ブルース
ロケシリーズ。札幌、大阪、長崎。日本各地にある“中の島”を歌った曲。残念ながらジャケットの風景は繁華街らしさはなく地味で暗い・・・。ムンクの「叫び」にも通じる世界観。まさにブルースですね。

 

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北ホテル
ロケシリーズ。メンバーの並び、身長のバランス、重なり具合、リズム感。尾形光琳の燕子花図屏風の燕子花を見ているようで気持ちいいです。メンバーたちの流し目の先は一体何なのでしょう。
画面上半分の建物の無機質な構造体とメンバーの人間味とのコントラストがいいですね。

 

uminari
海鳴り
ロケシリーズ。構図的に岩の筋、メンバーの頭のラインが画面中央の消失点に集中しています。広がり感が出ているのではないでしょうか。

 

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雨のしのび逢い
ロケシリーズ。一言、憎い構図ですね。メンバーのポーズ、お互いの距離感、すばらしいですね。

 

以上、歌っているのは前川清(内山田洋は「出船」で一番手前にいる人)という事だけでもせめて覚えていただけたら幸いです!

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